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社員を知る
2001年 入社

N.M.

所属部署
ニューロロジー研究センター
N.M.

入社からこれまでの経歴

入社から6年間は創薬第三研究所(現在のニューロロジー研究センター)に所属し、パーキンソン病やアルツハイマー病など神経変性疾患の新規治療薬候補の有効性評価を中心とした業務に携わりました。続いての6年間はオンコロジー領域で抗がん剤やがん治療に伴う副作用に対する新規治療薬の創製に関わるプロジェクトを担当しました。その後、現在のニューロロジー研究センターに所属し、アルツハイマー病の新規治療薬の創製を目指した研究に携わっています。その間に、約1年半、欧州の研究機関に派遣研究員として留学して研究に従事しました。帰国後は、ニューロロジー研究センター第1グループのグループヘッドとして、神経変性疾患領域のプロジェクトを担当しています。

現在の仕事内容

ニューロロジー研究センターでは、神経変性疾患、精神疾患、疼痛などの神経系疾患の新規治療薬創製を目指して研究しており、私の所属するグループは主にアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患を担当しています。これら疾患の新規治療標的の探索や標的の有効性検証を、オープンイノベーションを活用して進めることや、モデル動物やiPS細胞などを用いて新薬の候補物質である低分子化合物や抗体などの有効性を評価し、治療薬候補を見いだすことを目指しています。研究所内の関連部署や開発本部、国内外の専門家とも議論しながら、1日でも早く患者さんに新薬を届けるべく取り組んでいます。

仕事のやりがい

オープンイノベーションでの海外の大学との共同研究を通じて、神経変性疾患に対する新たな治療標的を見いだすことができ、私自身もその大学に留学して実験し、有効性データを取得しました。社内外のメンバーが一丸となって研究を進め、ついに臨床試験の開始に至った際には大きな達成感を感じることができました。患者さんのもとに薬として届けるまでにはまだ長い道のりがありますが、患者さんに画期的な新薬を届けることをイメージすることが日々の研究のモチベーションにつながっています。

挑戦したこと/していること

神経変性疾患をはじめとする神経系疾患は、未だ根本治療がなく新たな治療法が求められています。私たちは世界の専門家とのオープンイノベーションを通じて、脳内の神経細胞とグリア細胞に着目した創薬研究により神経変性疾患に対する画期的な治療薬を創製すべく日々挑戦しています。そのために最新のサイエンスや医療業界の状況を把握し、創薬の知識を継続して取り入れるとともに、語学やコミュニケーション力も磨いていきたいです。

学生へのメッセージ

みなさんが興味を持って取り組んでいるさまざまなサイエンスやテクノロジー、一つ一つのアイデアを、創薬という事業を通じて患者さんや社会に貢献できることが我々製薬企業の魅力であると思います。いろいろなことに好奇心を持って挑戦できる方、サイエンスや研究を通じて社会に貢献したいと考える方と一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。

1日のスケジュール

  • 8:30 出社

    メールチェック、スケジュール確認、関連する領域の最新ニュースや論文もチェックします。

  • 9:00 プロジェクトミーティング

    新薬候補の創製を目指して化合物の合成展開中のプロジェクトAについて、毎週ミーティングを行い、合成や有効性・安全性評価などの進捗と予定を確認します。

  • 10:00 実験データのチェック、資料作成

    社内や外部委託施設で実施した実験データを確認し、社内会議で使用するプレゼン資料を作成します。

  • 11:00 グループミーティング

    実験データやプロジェクトの方針についてディスカッションします。

  • 12:00 昼食

    社員食堂のメニューや持参のお弁当で昼食をとります。

  • 12:45 プロジェクトミーティング

    臨床試験を実施中のプロジェクトBについて、開発本部やCMC・生産本部の担当者と臨床試験の状況の確認や、新たな適応症での開発などの方針について話し合います。

  • 14:00 グループ員との1on1

    月に1~2回、グループ員とゆっくり話をする1on1の時間を設けています。

  • 16:00 欧州の共同研究先とのWeb会議

    共同研究を実施している欧州の大学とのweb会議に参加し、最新の研究成果について議論します。共同研究の成果から、新薬の創製につながるアイデアや創薬シーズが生まれることもあります。

  • 17:30 資料、書類作成、論文チェックや競合調査など

  • 18:30 退社

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経歴・関連職種